前日に夫と話し合いをして、翌日には初めて不妊科のあるクリニックに向かいました。
でも、行ったことがない人にとって産婦人科のあるクリニック自体未知の世界で、なんか不安ですよね。
不妊科の初診ってどんな感じなんだろう?
そもそも不妊治療って一体何するの?どういうものなの?
これから不妊治療をしようかと考えている人にとっては、「そもそも不妊治療とは…?」と思っている人も多いのではないでしょうか。私も「なんぞや?」と検索しました。
今回は初めて不妊科に行った私の体験談と、不妊治療3つについてお話ししたいと思います!
この記事を読んで不安や疑問が少しでも解消されれば嬉しいです。
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2023年3月11日(土)、9:00前に、私たちはクリニックに向かうため家を出ました。
私は少し緊張していました。きっと夫もそうだったと思います。不安な気持ちが7割、残り3割は希望とワクワク感。
「どんなことを聞かれたりするんだろう。。。でもこれで赤ちゃんができるかもしれない」
9:00過ぎに到着、クリニックはとても混んでいて、夫婦で来た場合には旦那さんには車で待ってもらって診察になったら戻って来てもらう、というルールがあるようでした。夫には車で待機してもらい私は問診票を丁寧に書き始めました。
問診票を書き終え待合室に戻ると本を読んだり、テレビを見たり、周りの女性や小さな子を微笑ましく見ながら過ごしました。
診察室に呼ばれていく人たちは、女性一人の場合もあれば夫婦で入っていく人もいて、半々くらいの割合だったように思います。
初診ということもあり、私たちはかなり待たされました。診察室に呼ばれたのは2時間後の11時過ぎのことでした。
ブライダルチェックの結果を手に準備して、ドキドキしながら診察室に入りました。
いざ診察室へ!初診で聞かれたこと
先生は明るく快活にお話しされる方で看護師さんたちも皆さん優しく感じが良い、というのが第一印象でした。
先生はまず私たちの名前を確認し、自分の名前を名乗り、待ち時間が長くなったことのお詫びまでしてくれました。なんだかそれだけで信頼できる人のように思えました。
初めに私たちの現状をゆっくり聞いてくれました。
年齢、結婚した時期、いつから子どもが欲しいと思っていたか、、、そして、これから妊娠しない原因を探していきましょうと言ってくださいました。
「婦人科の検診は受けていますか」と聞かれ、そこで私は手に握りしめていた検査結果を先生に見せました。AMH検査の結果を見た先生は、私たちがここに来たことを納得したようでした。
先生はこの検査結果を踏まえ、今後別の検査もしていく必要があること、具体的には卵胞があるのか、卵管に詰まりがないか(卵管造影検査)、精液検査、が必要であることやそもそも人間は妊娠しにくいとういこと、不妊治療の方法は3つあること、成功率はどのくらいか、体外受精のプロセス等を時間をかけ丁寧に説明してくださいました。
(一組一組こんなに丁寧に話をする必要があるんだもの、そりゃ待たされて当然です)
この日は超音波検査により卵胞があるのか、妊娠できる環境が私の体にあるのかを調べてくれ、結果は良好でした。
不妊治療は3種類。でも人間は妊娠しにくい生き物である
不妊治療とは以下の3種類です。
①タイミング療法
②人工授精
③体外受精
①タイミング療法
排卵日を先生が予測して、その3日前にセックスをするというもの。
②人口受精
排卵日を先生が予測して、その日に採取した夫の精子を私の体内に人工的に射精させる方法。自然妊娠に近い妊娠の仕方です。
③体外受精
私の卵子と夫の精子を採取し体外で受精させ、その受精卵を私の体内に戻す方法でした。
タイミング療法をスキップして、人工授精からスタート
説明が進む中で、いつ言おうか。。。とタイミングを見計らっていたこと、私たち夫婦の一番の問題であるセックスレスであることを、何んとか夫が切り出してくれました。
ありがたやー。
それも聞いた上で、先生は今後の大まかな道筋を一緒に立ててくださいました。
私たちの場合、レスであることに加え、低AMHで時間もないので、①タイミング療法は必然的にすっ飛ばしました。
今後については、③体外受精をするには下準備が必要であること、早くて5月のゴールデンウィーク明けになると説明されました。
それまで時間が空くので、前述した検査を進めつつ、②人工授精もトライしてみることに。
②人工授精を試してみて、AMHの数値を考えると通常よりも早く人工授精を切り上げ、③体外受精に移行するのが良いとのことでした。
②であっさり妊娠する人も意外といるそうです。
ただ、人間は他の動物に比べると意外と妊娠しにくい生き物で、成功率は2~3割。正直、厳しいと感じました。ただ、もしかしたら一発で妊娠するかもしれない、またそんな根拠のない自信が湧いてきているのも事実でした。
懲りない人間です。。笑
きっと動き出せたことが嬉しかったんだと思います。今まで何も変わらない、何も進まない状況がやっと動いた、だから希望が持てるようになったのだと。
不妊治療は簡単じゃない。世の不妊治療中の女性を尊敬します
体外受精は月経が来てから3日目から毎日注射を打ちにくる必要があるそうです。しかも1週間ほどです。
その事実に驚きました。
そりゃフルタイムで働いている人は大変です。夜の時間もクリニックは空いていますがやはり混んでいると先生はおっしゃっていました。
仕事をしながら、しかも在宅ワークではなく出社していたら尚更、通院は厳しかったでしょう。私の場合は急な残業もよくありましたし。月経も予定通りくる人ばかりではないだろうし、働いている人、育児や介護をしている人の不妊治療は本当に大変なことです。
私は専業主婦で恵まれているなと、改めて思いました。
次回、不妊検査!
ということで、次の来院は月経開始後3日目、予定通りいけば1週間後です。
人生で生理が来ることをこんなに心待ちにしたのは初めてでした。早く治療を開始したい、その一心でした。この焦る気持ちは良くないのはわかっていますが、そう思わずにはいられませんでした。
資料をもらいこの日の診察は終了。これから頑張ろうと前向きな気持ちで、診察室を後にしました。
そう思わせてくれた先生に感謝したいです。やっぱり、この先生なら信頼できると強く思いました。
妊娠を望む私が今できること
家に帰ってクリニックからもらってきた資料を熟読しました。
摂取しないほうが良い食品や摂取すべき栄養素、精子にNGな行動なども詳しく書かれていました。夫はちゃんと読んだのか?
半年前に妊活をしたいと私が言ったことがあるのですが、その時も一緒に頑張ろうと言いつつ行動が伴うことはなかった夫です。
クリニックに行ったことに満足し、精子を採取する以外は自分が頑張る場面はないんだと知った夫が、果たしてこの資料を読むのか。。。
「夫に期待しすぎないこと」
夫がどう行動するのかも気になりますが、まずは自分にできることをするのが一番です。
夫に求めても無駄にストレスが溜まるだけ。
夫に期待すればするほど、「自分はこんなに頑張っているのに、どうして夫は、、、」という思考になり、そのストレスで治療がうまく進まないという悪循環になりかねません。それは本末転倒です。
期待しすぎずハードルを低く設定していたからこそ、生活習慣の改善に少しでも付き合ってくれたら、「ちゃんと考えてくれているんだ」、「一緒に頑張ってくれてる」と感じることができて、夫婦関係が悪くなることを防げるような気がします。
もし夫がこれまでと何も変わらなかったとしても、「やっぱりねー」くらいにしか思いませんし(笑)
不妊治療は女性が頑張るもの、という意識は変えるべきですが、実際心身ともに負担が大きく頑張らないといけないのは女性ですし、男性には本当の意味では伝わらないのかもしれません。
とはいえ、伝える努力を放棄している私も良くないとは思います。。。
もう少し夫婦関係が良くなったら、少しずつ自分が不妊治療について思ったこと、感じたことを伝えていきたいと思います。
やっぱり夫婦二人で取り組む姿勢が妊娠につながるような気がするので。赤ちゃんが欲しいという共通の目標を得たことで、不妊治療を通じて夫婦仲が今よりも良くなればいいなと思います。
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