前回は不妊検査の一つ、ホルモン検査（血液検査）を受けにいきましたが、今回は卵管造影検査と精液検査のためにクリニックへ。
前回の記事はこちら↓
卵管造影検査って痛いって聞いたけど…
精液検査ってどうやってやるんだろう。何が基準で良し悪しが決まる？
卵管造影検査は「痛い！」という感想がよく聞かれますが、そう言われるとちょっと不安ですよね。
実際に検査を受けてきてどうだったのか。
結論を先に言うと、本当に痛かったです……どんな痛みなのか、どんな検査だったのかをこの記事でお伝えしたいと思います。
精液検査についても、妻としての複雑な気持ちも赤裸々にお話しさせていただきます。
参考になれば嬉しいです！
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卵管造影検査・精液検査を受けに行く直前の話／妻の気持ちは複雑
精液採取の時 ／妻：なんかソワソワする
この日は８:00には家を出る必要があったので、いつもより早めに起床しました。
夫は精子の採取をきちんとしてくれるだろうか。。。少し不安もありました。
卵管造影検査は吐いちゃう人もいると聞いたので、朝ごはんは食べないで外出し、帰ってきてから食べることにしました。夫も私に合わせるというので、朝食の準備がなくなり早起きした意味なかった。。
暇を持て余しているうちに出かける1時間前に。精液検査は、その当日の精子採取が必要なのです。
でも夫は採取する様子がない。。。ポツンと置かれた検査容器の入った紙袋ー。
「忘れてる？やっぱりできない？協力の意思なし？？」心の中で不安に思いながら、夫に確認することはできませんでした。
でも精子検査はプレッシャーに感じて採取できない人もいるので、当日キャンセルも大丈夫と言われていました。そのため、ダメなら仕方ないなー、くらいに思っていました。
出かける30分前になって動き始めた夫。「無理しなくていいよー」となんとか声をかけ、「ちょっと眠いから少し横になる」と（一応気を利かせて）私は寝室へ。
夫は「うん」というだけで、脱衣所に篭りました。。
「大丈夫かなあ、採取できるかなあ」と、なぜか私がソワソワ。
が、そんな私のソワソワとは裏腹に、あっさり採取してお風呂に入って出かける準備を始めた夫（笑）
夫は出かける直前に採取してくれたので、温めている時間は短くて済みました。協力的なのは非常に有り難いと思いつつ、この状況でそんなに短時間に簡単に出来るもんなんだなーと、少し驚いちゃいましたね（笑）
因みに、精液採取の方法についてはこちらの記事↓
ただ、ちょっと複雑な気持ちもありました。
なんだろう、このモヤモヤは… ／夫側拒否のレス夫婦の不妊治療、妻の思うところ
この複雑な感情はなんだろう、と考えて気付きました。
あ！これは私を思って採取したものではないからなんだ。他の誰かに反応して出たもの、そう思うとなんだかモヤモヤしました。
気にならない人も沢山いるんでしょうね。そういう人の方が多いのかなあ？
小さいこと言ってるなとは思いますが、、そう思う時点でまだ夫のことが好きなんでしょうね。アホみたいですけど。自分が拒否されている側だから思うのでしょうか。。
深く考えないようにすればいいのですが、なんかやっぱりモヤッとしました。今回は検査ですけど本番もそうなるでしょうし、色々考えるとため息が出ます。と同時に、自分が情けないです。
ウチは夫側拒否のレスなので、私は役立たずで女じゃないと言われているような気持ちになってしまったのかも。こんなことを考えてしまう自分が、本当に情けない。
そんな気持ちを悟られまいと（夫が気づくはずも無いですが）、「私が温めて持っていく！！」と採取してもらった大事な精子をぶん取り（笑）車に乗り込みました。
いよいよ卵管造影検査／検査の流れ／終わった後は気分悪くなりました
今回も二人でクリニックに向かいました。到着し、受付を済ませて、検体も渡した後に待合室へ。
開院前に検査をするので、まだ患者さんは私の前に１人だけしかいません。この人も検査予約の人なのでしょう。
卵管造影検査は不妊治療の中で一番痛いと言われている検査です。生理痛のような痛みがあるのだとか。ドキドキしながら検査を待ちました。
検査室に入ると、まず下着を脱いだ状態で検査着に着替えて、ショーツにナプキンをセットしたものを持って検査台へ。造影剤を入れるための管を子宮から抜く時に、すぐショーツを身につけないと出血することもあるので、持っているようにと看護師さんに説明されました。
検査開始！卵管造影検査は本当に痛い？…「あー、みなさんお馴染みの ❝ あの ❞ 痛みね」
検査を担当してくれる先生が来て、検査開始。管が入ってくる感覚はそんなに違和感ないのですが、その後造影剤が入る時かな？生理痛のひどい時のがきました。
看護師さんは力を抜いてリラックスしてと言っていましたが、やっぱり力が入っちゃう。
みんな痛い痛いって声に出してるから、痛かったら言っていいよーと看護師さんに言われて、なんかちょっと力抜けて笑ってしましました（笑）
笑ったら、看護師さんが「そうそう、そうしててー」と。そう言われたら思っていることを言おうと思って、「あーこの痛みかー」って声にしました。
もうまさにそう、❝ あの ❞生理痛のひどいい時の感覚にそっくりです。
生理痛が普段ない人は初めて生理痛を体験できるかもですね。
検査は２、３分？で終わっちゃいました！撮影も1回ですし、時間がかからないのが幸いですね。
終わってすぐに、寝たままの状態でショーツを身につけました。
ただやっぱり終わった後もちょっと気分が悪くなりました。しばらく動けず。3、4分くらい横になってから着替え始めました。気分が悪くなる感じも生理の時みたいでした。
なんとなくの違和感とたまに微かに痛いかなーくらいの感じが1時間くらい続きました。
出血は多少あって、看護師さんが言っていたように造影剤がドロッと出てるくのを時々感じました。それがやっぱり気持ち悪かったですね。でも生理の時に比べたらすぐに終わるので大したことなかったです。
出産の痛みに比べれば、本当に大したことがない痛みなんでしょうね。
痛み感覚は個人差があると思うので、あくまでも私の感覚です。参考程度にしてください。
検査後、すぐに結果が出た
検査をしてくれた先生から結果を聞きました。
特に問題なく、卵管が通っているとのこと。レントゲン写真も見せてもらいました。
この時初めて知ったのですが、よく見る子宮の図（↓）みたいに卵巣の位置が左右対称じゃない！
これは大丈夫なのか質問したところ、体勢とかで動くものなんだとか。そんな軟体動物みたいに動くのか！確かに臓器も多少動くもんね、考えてみれば当たり前か！
ひとまずなんの問題もなく一安心です。
次は全ての検査結果を聞くために、診察室の前で夫と合流し呼ばれるのを待ちました。
不妊検査の結果 （①ホルモン検査、②卵管造影検査、③精液検査）
この日の診察は初めて病院に来た日と同じ、院長先生でした。
前回検査予約をするときに、おじいちゃん先生は嫌だなーと思って、院長先生が担当の曜日に予約をしていたのでした。
人工授精や体外受精の時もこの先生にお願いしたいけど、排卵日がいつ来るのかは予測不能なので、選べないのが悲しいところ。贅沢は言ってられないですが。
精液検査／初めて見る夫の精子の実態！「めっちゃおる！笑」、だからこそ複雑な心境。。
診察室に入ってまず、顕微鏡を覗くように言われました。
そこには無数の精子が、もうほんと俊敏に動いている様子が見えました。す、すごい！大量の精子がめっちゃ元気に動いてる！
それから椅子に座って全ての検査結果を聞きました。
前回の血液検査は問題なし。今回の卵管造影検査も、前述した通り詰まりもなく問題なし。
そして精子。
こちらは基準値を上回る数、動き速さ、そしてまっすぐ進んでいて、グレードIII（一番上のグレード）。
つまり精液検査も問題なしとの結果でした。これなら顕微鏡受精は必要ないだろうとも言われました。
精子は数が多ければそれだけ卵子の元に辿り着ける可能性が高まりますし、動きが良くて真っ直ぐ進む精子ならば、ぐるぐる回って前に進まないということもなく、これもまた卵子の元に辿り着ける可能性が高くなります。
つまり、精子は数、動きの俊敏さ、まっすぐ進むかが重要なのです。
精子は１匹でもいれば体外受精できるから大丈夫だよーと元々先生には言われていたのですが、こんなに良い結果とは。。。
行為さえできていれば。。。と流石に思っちゃいましたね（苦笑）
検査結果は問題なし！まずは人工授精で妊娠を目指す
二人とも（私のAMHの数値以外は）妊娠の障害となるようなものはなく、問題もなし！
もしかしたら人工授精であっさり妊娠しちゃうかも？！なんて、そんなに甘くないでしょうけど、そんな期待をしてしまうほど良い結果でした。
ただ、健康なカップルでも原因不明の不妊という方たちもいるので、喜んでばかりはいられませんが、ひとまず安心できました。
この後しばらくは夫のことをグレードⅢと呼びました。夫も基準値を大幅に超える結果にまんざらでもなさそうな顔をしていましたね（笑）
こんなに健康なのに、なんでレスなのか。本当に勿体無いような気持ちでした。私とは出来ないんだ、ということがまた思い出されて、心が痛みました。
院長先生にも再度確認されましたが、私たちの方針は今も変わりなし。
体外受精は最短で5月とのことなので、それまでの間は人口受精に挑戦する。
気持ちとしては人工授精であっさり妊娠が理想ですが、まあ、気長にやる気持ちが大事なのであんまり焦らずゆっくり（もしていられないけど）の気持ちで。
自分達のペースで取り組もうと思います。
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